ミャンマー人女児退院 総排せつ管外反症で手術
生まれつき尿道や肛門がつながった「総排せつ管外反症」のため、国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区田益)で手術を受けたミャンマー人女児ニー・ニー・ミン・ルィンちゃん(6)が20日、退院した。
ニー・ニーちゃんは母国で人工肛門を付けるなどしたが、常に尿が漏れるなど不自由な生活が続いていた。5月に来岡し、左右の脇腹の筋肉を使って臓器を支える腹筋を強化したり、排尿用の管を形成するなど約20時間に及ぶ手術を受けた。
院内で会見したニー・ニーちゃんは「学校に通って将来は看護師になりたい」と笑顔。付き添いの伯母ジュスティーナさん(50)は「手術後、尿漏れがなくなり、生活しやすくなった」と喜んだ。執刀した青山興司名誉院長は「順調に回復しているが、ベッドの生活で脚力が落ちており、ミャンマーに帰っても歩行訓練が必要」と説明した。
病院玄関で看護師から花束を手渡されたニー・ニーちゃんは、車に乗り込むと「ありがとう。バイバイ」と日本語でお礼を述べ、元気よく手を振った。21日に帰国予定で、今後はニー・ニーちゃんの来岡に尽力し、ミャンマーで小児医療支援を行っている「ジャパンハート」(東京)の医師が定期的に治療に当たる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
ニー・ニーちゃんは母国で人工肛門を付けるなどしたが、常に尿が漏れるなど不自由な生活が続いていた。5月に来岡し、左右の脇腹の筋肉を使って臓器を支える腹筋を強化したり、排尿用の管を形成するなど約20時間に及ぶ手術を受けた。
院内で会見したニー・ニーちゃんは「学校に通って将来は看護師になりたい」と笑顔。付き添いの伯母ジュスティーナさん(50)は「手術後、尿漏れがなくなり、生活しやすくなった」と喜んだ。執刀した青山興司名誉院長は「順調に回復しているが、ベッドの生活で脚力が落ちており、ミャンマーに帰っても歩行訓練が必要」と説明した。
病院玄関で看護師から花束を手渡されたニー・ニーちゃんは、車に乗り込むと「ありがとう。バイバイ」と日本語でお礼を述べ、元気よく手を振った。21日に帰国予定で、今後はニー・ニーちゃんの来岡に尽力し、ミャンマーで小児医療支援を行っている「ジャパンハート」(東京)の医師が定期的に治療に当たる。
(2012年07月21日 更新)
タグ:
腎臓・尿路・性器、 国立病院機構岡山医療センター