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5類移行後の療養 岡山県が目安 発症翌日から5日間外出自粛推奨

新型コロナウイルス感染症への対応を協議した岡山県の対策本部会議=県庁

新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応について報道陣に説明する伊原木知事=岡山県庁

 岡山県は20日、新型コロナウイルスの「5類」移行後の対応について、感染者の療養の目安を示した。厚生労働省の方針に沿い、発症翌日から5日間の外出自粛を推奨し、発症後10日間はマスク着用を呼びかける内容。「県民・事業者へのお願い」として感染防止策と共に取りまとめた。

 新型コロナ対策本部会議で決めた。症状がある感染者には現在、感染症法に基づき原則7日間の自宅療養を求めているが、5月8日の5類移行後は療養が個人の判断に委ねられることから、目安として周知を図る。発症5日目に症状が続く場合は、軽快して24時間程度経過するまで外出を控えることを勧めている。

 「お願い」にはこのほか、医療機関や高齢者施設を訪問する際のマスク着用、抗原検査キットの買い置きなどを盛り込んでいる。

 対策本部会議ではまた、現在は県内658医療機関で対応しているコロナの外来診療に関し、5類移行後は全ての内科、小児科、耳鼻咽喉(いんこう)科の計約1100施設で応じられるようにする方針を確認。感染者の体調急変時の相談先として、夜間・休日の電話相談窓口を新設することも決めた。

 伊原木隆太知事は会議後「県民がコロナ禍前の生活を取り戻せるよう、分かりやすい情報提供に引き続き努めたい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年04月20日 更新)

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