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腸管出血性大腸菌感染 異例の増加 岡山県内 1~3月、全国最多13人

 岡山県内で腸管出血性大腸菌の感染者が増えている。一~三月の感染者は例年、月一、二人だが、今年は十三人に上り、厚生労働省によると、全国の感染者百二人(三月二十六日現在)のうち岡山県は最多。県は、ホームページなどを通じて注意を呼び掛けている。

 感染者は、男性五人、女性八人。年齢別は〇~九歳四人、二〇~二九歳三人、三〇~三九歳二人、五〇~五九歳三人、七〇~七九歳一人。大腸菌の種別では、O157が八例を占める。

 二〇〇四年までの十年間の平均感染者は一月が一・四人、二月が一・〇人、三月が二・八人だが、今年は一月が五人、二、三月が各四人を数える。

 腸管出血性大腸菌は気温が高いほど感染しやすく、四月以降の流行が懸念される。県健康対策課は三月上旬、保健所や県医師会などに啓発を促す文書を通知した。

 同課は「手洗いや台所を清潔にしたり、肉などはよく火を通すようにして、感染防止に努めてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年04月04日 更新)

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