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美作市消防本部 英田、梶並に救急駐在所 北も南も駆けつけます 週3日ずつ車待機

梶並救急駐在所の銘板を設置する宮本市長(左)と皆木会長=美作市梶並

 “出前救急”で遠隔地も安心です―。美作市消防本部が市内の遠隔地の救急対策として南部に英田救急駐在所(同市北)と北部に梶並救急駐在所(同市梶並)を設置し、それぞれ一、三日、開所式を行い運用を開始した。

 同市は南北に直線約四十キロと長く、遠隔地の住民の安全を確保しようと検討を重ねてきたもので中国地方では初の試み。

 それぞれの駐在所に週三日ずつ職員三人と救急車一台を待機させる方式を採用。梶並駐在所は主に旧勝田町エリアを担当し月、水、金曜日、英田駐在所は同市福本より南東のエリアを担当し火、木、土曜日のそれぞれ午前九時から午後五時まで待機する。救急に加え、火災の際は職員が地元消防団の車両を使用して現場に急行するほか、空き時間は街頭パトロールも行う予定。

 三日、梶並救急駐在所で行われた開所式には地域住民ら約四十人が出席。宮本俊朗市長らのあいさつの後、宮本市長と皆木邦夫梶並区長会長が銘板を設置し、運用開始を祝った。

 宮本市長は「将来的には職員の常駐も検討したい」とし、皆木会長は「高齢化が進む地区だけにいざという時の救急体制が心配の種だった。これで安心して暮らせます」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年04月05日 更新)

タグ: 医療・話題

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