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初の離着陸訓練 岡山大病院ヘリポート 受け入れ、搬送態勢確認

ヘリポート運用開始を受けて実施された離着陸訓練=岡山大病院

 岡山大病院(岡山市鹿田町)は十二日、患者の緊急受け入れや搬送、脳死者の移植用臓器移送などのため、南病棟屋上に整備したヘリポートで、初めてヘリコプターの離着陸訓練を行った。

 病院や市消防局の関係者ら約四十人が参加。運用責任者の氏家良人同病院救急部長らが、市消防局の消防ヘリや川崎医科大付属病院のドクターヘリなどによる患者受け入れや、他の医療機関に搬送する際の流れを説明した。

 訓練では市消防局の消防ヘリ「ももたろう」を使用。医師や看護師らがストレッチャーに乗せた患者役のスタッフを専用エレベーターで屋上へ運んでヘリに乗せたり、着陸したヘリから、患者役を院内に受け入れ、態勢を確認した。

 氏家部長は「県内外の救急患者にとって威力を発揮する。今後もトレーニングを重ね、川崎医科大付属病院と連携を密にしたい」と話していた。

 同ヘリポート(地上五十七メートル、四百四十平方メートル)は地域の高度先端医療拠点の施設として、二日から運用している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年04月13日 更新)

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