子宮頸がん早期発見・治療を 岡山県細胞検査士会が啓発活動
若い女性に増えている子宮頸(けい)がんの早期発見・治療につなげることを目的にした街頭啓発活動が9日、JR岡山駅で行われ、検診やワクチン接種を呼び掛けた。
病院で細胞のがん検査を行う岡山県細胞検査士会が主催。会員やボランティアの学生ら約30人が参加し、原因となるヒトパピローマウイルスには女性の約8割が一度は感染するなどと書かれたちらし500枚を、出勤、通学中の女性らに配った。
同会によると、子宮頸がんはワクチンで予防でき、罹患(りかん)しても検診で早期に発見できればほぼ完治する。しかし、受診率が欧米の8割に対して日本は2割強と極端に低く、年間約3500人が死亡。国立がん研究センターによると、1981〜2001年で30歳の発生率が約3倍に増えたという統計もある。
井上博文会長(岡山大病院病理部)は「痛みなどの自覚症状がないまま進行する。自分は大丈夫と思わず1、2年ごとに検診を」と話した。
啓発活動は「子宮の日」の語呂合わせで、09年から4月9日に実施している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
病院で細胞のがん検査を行う岡山県細胞検査士会が主催。会員やボランティアの学生ら約30人が参加し、原因となるヒトパピローマウイルスには女性の約8割が一度は感染するなどと書かれたちらし500枚を、出勤、通学中の女性らに配った。
同会によると、子宮頸がんはワクチンで予防でき、罹患(りかん)しても検診で早期に発見できればほぼ完治する。しかし、受診率が欧米の8割に対して日本は2割強と極端に低く、年間約3500人が死亡。国立がん研究センターによると、1981〜2001年で30歳の発生率が約3倍に増えたという統計もある。
井上博文会長(岡山大病院病理部)は「痛みなどの自覚症状がないまま進行する。自分は大丈夫と思わず1、2年ごとに検診を」と話した。
啓発活動は「子宮の日」の語呂合わせで、09年から4月9日に実施している。
(2013年04月10日 更新)