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中央病棟が完成、7月稼働 南岡山医療センター

完成した南岡山医療センターの中央病棟

 国立病院機構南岡山医療センター(岡山県早島町早島)が新築していた中央病棟が完成し、16日、記念式が行われた。築後約40年を経て老朽化した4棟の機能を集約するとともに、長期療養が必要な重度の神経・筋疾患患者らの病床を充実させた。7月1日から稼働する。

 中央病棟は鉄筋4階延べ約1万2300平方メートル。1、2階は主に障害者病床(計160床)で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィー患者らを受け入れ。発病から終末期までの医療、療養介護事業を提供する。3階は一般急性期対応の病床(60床)や手術室があり、呼吸器疾患に対応する4階には結核病床などが入る。

 総工費約25億円。昨年3月から旧重度心身障害児(者)病棟跡地で工事を進めていた。

 記念式には関係者ら約70人が出席、宗田良院長が「スタッフ一丸でより良い病院、医療をつくりあげていく」と決意表明した。

 同センターの建て替えは外来部門などが入る新棟が残っており、7月から工事がスタートする。2014年度末の完成予定。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年06月17日 更新)

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