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がんデータ@岡山 罹患数 08年に1万1751人 男性は胃、女性乳房最多

 「岡山県におけるがん登録2008」によると、県内で08年の1年間に、初めてがんと診断された罹患(りかん)数は1万1751人に上る。

 性別では男性6670人、女性5081人。部位別に見ると、男性は胃が1129人(16・9%)でトップを占め、肺、大腸、前立腺、肝臓と続いた。女性は乳房が956人(18・8%)で最も多く、以下、大腸、胃、肺、子宮の順だった=グラフ1参照

 08年に人口10万人当たり何人罹患したかを表す罹患率は男性713・4人、女性501・2人。集計時期などが異なり一概に比較はできないが、全国がん罹患モニタリング集計の全国推計値(上皮内がん含む)は男性740・2人、女性518・4人。主要部位別では、男性は肺、肝臓、女性は肝臓で全国よりも高くなっている=グラフ2参照

 年齢(5歳階級)別に見ると、罹患率は男女とも年齢を重ねるにつれて高くなっている。若い年齢層から発症する子宮がん、乳がんが関係しているとみられ、50代半ばまではおおむね女性が男性を上回っている。しかし、その後は男性が逆転し、女性との差は次第に拡大している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年07月01日 更新)

タグ: がん男性女性

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