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岡山にWHO協会支部 26日設立 記念しフォーラム 中国地方初

 世界保健機関(WHO)の精神普及や事業への協力を行う日本WHO協会(本部・京都市)は、国内十二番目の支部となる岡山支部の設立を二十六日に承認する。同協会によると、中国地方での支部設立は初めて。

 支部は昨年六月、岡山大病院の太田吉夫副院長らが「医療先進県の岡山にWHOの精神を普及させ、県民の健康増進を図りたい」として計画。県内の大学生や主婦、会社経営者ら二十二人の賛同を得て、十一月に支部開設準備室を立ち上げた。岡山市に事務局を設け会員を募集、現在は個人や団体ら約二百人が集まった。

 主な活動として、健康情報を発信する健康フォーラムを年二回以上開催するほか、フォーラムの内容を紹介する機関紙の発行、地域の健康イベントの後援などを計画。岡山国体へも「ボランティアとしてできることがあれば協力したい」(同準備室)という。

 二十六日に、設立を記念した「第一回健康フォーラムinおかやま2005」を開き、同協会本部の奥山文朗常務理事から支部の承認状が授与され正式に設立される。初代支部長に準備室長を務めた太田氏が就任。広報や企画などを担う数人の幹事も選任する予定。

 日本WHO協会は一九六五年の設立から今年で四十年にあたり、全国的な支部拡大も視野に、広島や北海道でも設立への動きがあるという。

 健康フォーラムは午後一時半から岡山国際交流センター(岡山市奉還町)で、WHOの役割やストレスコントロールなどをテーマにした講演がある。入場無料。問い合わせは同準備室(086―241―2677)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年04月07日 更新)

タグ: 健康

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