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岡山大病院院内図書室が移転、5300冊そろう 患者の癒やしの場に 

移転オープンした岡山大病院の図書室

 岡山大病院(岡山市鹿田町)は、院内の図書室を移転・リニューアルし、八日から利用を始めた。スペースを拡大したほか蔵書を増やし、午前中から利用できる日を設けるなど使いやすさに工夫している。

 新図書室は南Ⅰ病棟一階のエレベーターホール(約八十六平方メートル)に開設。大きな窓から外光を取り入れた設計で、文学書や児童書など約四千六百冊のほか、職員や学生から寄贈してもらった医学書約七百冊を備え、患者自身が病気について調べられる環境を整えた。

 図書室は二〇〇三年十月、蔵書約二千冊で西病棟一階にオープンしたが、病室を改造したため手狭だった。

 森田潔病院長や運営ボランティアら約三十人が出席して開設式があり、公文裕巳総合患者支援センター長(泌尿器科教授)が「患者にとって癒やしの場になるよう、移転を機にさらに充実させたい」とあいさつした。

 利用は月曜~金曜日の午後一時から同三時まで(火、金曜日は午前十時から)。入院、外来患者を対象に貸し出しも行う。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年05月09日 更新)

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