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「生きる」を支える 松田病院 緩和ケア認定看護師 藤範梨絵

 2人に1人はがんになる時代、皆さんはどう過ごしたいですか?

 不治の病と言われてきた「がん」、どんなに医療が進んでもこの病気は「死」を連想させます。同時にどう生きるかを考えさせられます。

 私が出会ったある患者さんは、がんについて「この病気に感謝、生きることに必死にさせてくれるの」と微笑みながら話して下さいました。

 がんだと知らされた日、またはそれを疑った日から緩和ケアは始まります。

 がんと「生きる」ためには、様々な苦痛や苦悩と遭遇します。それは、治療に伴う苦痛であったり、痛みであったり、不安や悩み、職場や友人・ご近所との関係や経済的な問題など多岐に渡ります。緩和ケアは、早期から介入することによりこれらの苦痛を和らげ、自分らしく過ごすことを支えます。

 当院において緩和ケアの活動は始まったばかりですが、医師をはじめとする多職種と連携し、患者さんが自分らしく過ごせることを目標に活動しております。緩和ケア外来においては、ご家族のみの相談にも対応しております。一人で悩まず・抱えずお気軽にご相談ください。(緩和ケア認定看護師・藤範梨絵)

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 松田病院(倉敷市鶴形)の看護専門外来は、毎週水曜日に実施。同病院の認定看護師が、患者や家族の不安や悩みの相談に応じる。

 第1水曜ががん性疼痛外来、第2水曜が緩和ケア外来、第3水曜ががん化学療法外来、第4水曜が皮膚・排泄ケア外来。専門の認定看護師が対応する。

 午前9時~午後0時半で、予約が必要。希望者は、医師や看護師、受付で申し込む。問い合わせは、同病院(086-422-3550)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年09月20日 更新)

タグ: がん松田病院

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