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インフル発症時の注意点は 岡山で公開講座

発症時の注意点などを学んだインフルエンザ講座

 市民公開講座「流行期に知っておきたいインフルエンザ講座」(山陽新聞社主催、第一三共協賛)が11日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターであり、市民約200人が発症時の注意点などを学んだ。

 川崎医科大小児科学教授の中野貴司氏は、40度前後の急な発熱や全身の倦怠(けんたい)感、関節の痛みが特徴と説明した上で、「成長期の子どもは脳の合併症を起こしやすい」と指摘。「薬物療法で万全と考えず、休養を十分取り、抵抗力を高めることが必要」と述べた。

 九州大先端医療イノベーションセンター特任教授の池松秀之氏は「2009年には新型インフルエンザが大流行したが、近年はA香港型を中心にA型とB型のウイルスが多い」と説明。A香港型にかかると肺炎を併発しやすく、しかもインフルエンザの症状がいったん緩和した後に肺炎を発症することもあると言い、「高齢者は特に注意が必要。異変があれば医師に相談してほしい」と呼び掛けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年02月12日 更新)

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