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家庭や地域での子育て考える キャラバン隊in笠岡

地域ぐるみでの子育てについて考えた「子育てキャラバン隊in笠岡」

 子どもたちの健やかな成長を考える「子育てキャラバン隊in笠岡」(山陽新聞社会事業団主催、笠岡市、岡山県共同募金会、山陽新聞社共催)が29日、笠岡市十一番町の市保健センターで開かれ、市民ら約100人が家庭や地域での子育ての在り方について学んだ。

 小児科医で笠岡第一病院の宮島裕子副理事長が基調講演。発達段階に応じた子どもへの関わり方、食事や睡眠の大切さ、母親が働きながら子育てできる環境整備の必要性などを説明した上で「女性の社会進出が増える中、みんなで子育てすることが大事」と訴えた。

 引き続き、セミナーがあり、市内の保育園や保護者、栄養改善協議会の代表者の3人が登壇。「少子高齢化や核家族化の影響から家庭だけで子育てを完結することが難しくなっている」「子どもたちは地域の宝。子育て世代を周囲が支援するという考え方が必要」などと、それぞれの立場から意見を述べた。

 女児2人の子育て中の同市の会社員女性(32)は「共働きなので両親や地域にお世話になっており、助かっている。専門的な意見が聞けて勉強になったので、機会があれば、また参加したい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年06月30日 更新)

タグ: 健康子供笠岡第一病院

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