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下半身の筋力強化 高齢者向け機器を開発 オージー技研 

オージー技研が開発した「シェーキングボード」

 医療機器製造販売のオージー技研(岡山市海吉)は、高齢者の下半身の筋力強化に役立つトレーニング機器を開発、販売を始めた。電動で揺れる板の上に立つことで脚部を強化する。

 踏み台の上で手すりを握り、歩かずに立ったまま使用。電動式で、スイッチを入れると台が前後に動き、下半身を揺らす。腰から下の筋力が鍛えられ、電車やバス乗車時の不意な揺れなどへの対応力も増すという。

 商品名は「シェーキングボード」。大きさは縦百三十センチ、横七十八センチ、高さ百三十二センチ。重さ八十二キロ。揺れは「一定」と自動的に強弱を繰り返す「ランダム」があり、各八段階で調節する。

 介護保険法改正で今年四月から始まった介護予防サービスでの利用を見込み、介護施設や地方自治体などに売り込んでいる。価格は百十万円。

 同社は「立ったままなのでお年寄りでも心肺機能への負担が少ない」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年07月07日 更新)

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