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最先端介護機器を21日に展示 介護特区の岡山市

電気刺激による上肢訓練機器

服薬支援機器

コミュニケーションロボット

 岡山市は21日、在宅介護の充実を目指す総合特区事業として取り組んでいる最先端介護機器の貸与で、新たに貸し出しを検討する機器候補を集めた展示会を岡山コンベンションセンター(北区駅元町)で開く。

 新たな対象候補は、市の全国公募に応じた県内外メーカー6社の9製品。電気刺激による訓練機器▽車いすに乗ったまま入浴できる簡易浴槽▽歩行支援のリハビリ用具▽手の震えを抑える食事補助スプーン―など。展示会で来場者にアンケートを行い、興味を持った製品を尋ねる。現在の対象機器3製品も紹介する。

 市の最先端介護機器の貸与は今年1月にスタート。本来、市内の要介護者らが貸与料全額を負担しなければならない機器を介護保険適用と同じ1割負担で利用できるようにしている。現在、認知症予防の対話型ロボット、遠隔見守りシステム、握る動作を補助する手袋の3製品が対象となっており、10月から候補9点のうち2点程度を追加する。市は今月下旬に各製品の実用性などを審査し、追加製品を決める。

 市によると、現在の対象3製品は7月末までに、延べ74人に貸与。市医療政策推進課は「展示会で機器とともに事業内容をPRし、市民の認知度アップを図りたい」としている。

 展示会は午前10時~午後3時。入場無料。問い合わせは同課(086-803―1638)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年08月20日 更新)

タグ: 介護

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