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脳死肺移植終了、男性の容体安定 岡山大病院

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で15日、肺の難病を患う30代男性への右肺の脳死移植が行われ、無事終了した。容体は安定しており、順調なら約3カ月で退院できる見込み。

 男性は1998年に特殊な細胞や好酸球などからなる肉芽腫が肺や気管支の壁にできる肺好酸球性肉芽腫症と診断された。呼吸不全が進行したため、13年8月に日本臓器移植ネットワークに登録していた。手術は大藤剛宏肺移植チーフが執刀。午前8時14分に始まり、6時間半後の午後2時45分に終わった。

 同ネットワークによると、ドナー(臓器提供者)は東京都の日本赤十字社医療センターに脳血管障害で入院していた30代男性。

 岡山大病院の脳死肺移植は59例目、生体と合わせて136例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月16日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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