文字 

協力機関に岡山大と川崎医大病院 子宮頸がんワクチン副反応

 子宮頸(けい)がんワクチン接種後に痛みなどの副反応が出た患者が相談できる協力医療機関として、県は岡山大病院(岡山市北区鹿田町)と川崎医科大付属病院(倉敷市松島)を指定した。各都道府県に協力医療機関1カ所以上の整備を求める厚生労働省の要請を受けた初の指定。

 厚労省によると、同ワクチンは2009、11年に計2種類が販売されたが、今年3月までに湿疹や発熱、アナフィラキシーショックなど重篤な副反応617件が報告された。国は昨年4月、小学6年から高校1年相当の女子を対象に接種を勧奨する「定期接種」としたが、副反応の実態解明が進むまで積極的な勧奨は中止している。

 副反応が多様なため、両病院とも整形外科や神経内科、麻酔科など関係科が連携して対応するほか、地域の医療機関からの相談にも応じる。県健康推進課は「気になればすぐに相談を」としている。

 窓口は岡山大病院が産科婦人科(086―235―7938)、川崎医科大付属病院が産婦人科(086―462―1111、内線23630)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月21日 更新)

タグ: がん女性お産岡山大学病院

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ