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「認知症カフェ」で患者、家族交流 新見のグループホームで開始

レクリエーションを楽しむカフェ参加者たち

 認知症患者や家族らが和やかな雰囲気の中で交流する「認知症カフェ」が、新見市高尾の認知症グループホーム「花みずき」で始まった。市の委託で実施し、月1回程度のペースで開く。

 認知症カフェは、2013年度から始まった厚生労働省の「認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)」で普及がうたわれている。同施設では10月下旬に「ほっとカフェ・ぽえむ」を開設。医療・介護の専門職を交えて語り合うことで、早期治療や適切な介護サービス利用につなげる。

 11月22日は入所者と家族、地域住民約30人が参加。看護師が認知症に関する基礎知識を解説し、患者へのマッサージ、フルート演奏会などで2時間を過ごした。84歳の義母が入所している市内女性(49)は「同じ立場の家族とつながりがあると、情報交換ができて安心感が増す。多くの人との会話を義母も楽しんでいるみたい」と話した。

 施設管理者で介護支援専門員の清水節子さんは「家族が自発的に花を持ち込むなど、和やかな雰囲気。介護相談なども積極的に受け付け、居心地の良いカフェを目指したい」と話している。

 次回の開催は12月20日の予定。参加費は200円。問い合わせは同施設(0867-71-3030)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月30日 更新)

タグ: 高齢者

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