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食事で腎機能改善を 世界腎臓デー啓発イベント

慢性腎臓病について専門医らが解説した公開講座=岡山大Jホール

 「世界腎臓デー」(12日)にちなんだ慢性腎臓病(CKD)の啓発イベント「すべての人の腎臓が健康であれ!」(岡山大大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学主催)が15日、岡山市北区鹿田町の岡山大Jホールなど同市内の2会場で開かれた。

 同ホールでは公開講座があり、将来、透析治療が必要になる恐れがあるCKDについて専門医らが講演した。

 岡山済生会総合病院の丸山啓輔内科・腎臓病センター長はCKDが脳卒中や心筋梗塞を引き起こすリスクも指摘。「禁煙や運動、塩分やタンパク質を減らした食事などにより腎障害の進行を遅らせることが大切」とした。

 透析や腎移植の治療、腎臓病患者が風邪薬などを選ぶ際の注意点、具体的な栄養管理方法も紹介された。市民190人が聴いた。

 岡山高島屋(同本町)では、専門医や看護師、管理栄養士らが市民の健康相談に応じ、腎臓病を尿でチェックするキットを配った。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年03月17日 更新)

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