文字 

津山で女性脳死、岡山で腎移植へ  ドナー県内4人目

 日本臓器移植ネットワークは18日、津山中央病院(津山市川崎)に低酸素脳症で入院中の50代女性が、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。女性は健康保険証に意思を示していた。脳死判定は同法施行後319例目。

 岡山県内の脳死ドナー(臓器提供者)は4人目で、津山中央病院では2011年2月以来で2人目。

 同ネットワークによると、津山中央病院では17日午後9時25分から1回目の脳死判定を行い、18日午前10時52分に2回目を終えた。ドナーの女性は09年11月に意思表示しており、家族も同意した臓器が提供される。臓器の摘出は19日午前5時から開始される予定。

 腎臓は国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区田益)で60代と40代の2人の男性に移植。心臓は国立循環器病研究センター(大阪府)で20代女性、肺は京都大病院で40代女性、肝臓は九州大病院で30代男性にそれぞれ移植される。膵臓(すいぞう)、小腸は医学的理由で断念した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年03月19日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ