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透析患者ら励まし合い10年 高梁地区腎友会 記念式典で交流

病気克服に向け、決意を新たにした高梁地区腎友会の結成10周年記念式典

 高梁市内の透析患者らでつくる「高梁地区腎友会」が、今年結成十周年を迎えた。透析治療の専門家を招いた講演会や料理講習会などの開催を通じ、患者たちが交流。互いに励まし合う場として定着している。

 同会は市内の医院に透析の治療設備が整備された一九九六年六月、患者有志四人で結成。治療法に関する講演会や腎臓に負担の少ない料理の講習会を定期的に開催。同じ悩みを抱える患者同士が気軽に情報交換できるとあって会員数は年々増加。現在は約九十人となっている。

 八月二十七日には同市内のホテルで「結成十周年記念式典」が開かれ、会員ら約百人が参加。塩田節夫会長が、透析治療には食事制限など厳しい自己管理が求められることを強調し「医師や家族らとも力を合わせ、強い気持ちを持って病を乗り越えよう」とあいさつした。

 会員が十年の歩みを紹介した後、来賓の秋岡毅市長や市内の病院関係者が「これからも病気に負けずに前向きに頑張ってほしい」と激励した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年09月03日 更新)

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