岡山市は、ウオーキングなどの健康づくりに励んだ市民に商品券や電子マネーと交換可能なポイントを贈る「健幸ポイントプロジェクト」で、参加者千人を追加募集している。

　同プロジェクトは、健康寿命の延伸を目指す総合特区の事業で、市が１月にスタート。ポイントの獲得方法は７種類あり、健康診断を受けたら千ポイント（１ポイント１円相当）が得られるほか、１日の平均歩数が４０～７４歳は１万２千歩、７５歳以上は９千歩に達すると月８００ポイントを獲得できる。

　追加募集するのは１９７６年４月１日以前に生まれた市民。今月２０日（消印有効）まで受け付け、応募多数の場合は抽選する。参加者には９月初旬までに歩数計を配布し、取り組みを始めてもらう予定。

　同プロジェクトには１月に１２６６人、２月に７３４人、３月に１４５０人が参加。共同で事業を行う筑波大の分析によると、１月に登録した参加者の１日平均の歩数は開始１週間の６０５５歩から４カ月間で８１２５歩まで増えたという。

　市保健管理課は「健幸ポイントをきっかけに運動習慣が定着しつつあり、さらに多くの人を巻き込んでいきたい」としている。

　追加募集の申込書は市役所や公民館、ふれあいセンターなどにあり、同課に持参か郵送で提出する。問い合わせは同課（０８６－８０３―１２４３）。