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開所4カ月で介護相談など260件 岡山市地域ケア総合推進センター

市民病院内に開設されている岡山市地域ケア総合推進センター

 在宅医療や介護の総合相談窓口「岡山市地域ケア総合推進センター」は、5月に市民病院(北区北長瀬表町)内に開所してから8月末までの対応状況をまとめた。約4カ月間の相談件数は260件に上り、入所可能な施設や在宅で受けられる支援といった介護サービスに関する問い合わせが多い。

 同センターは昨年12月22日に市役所内にプレオープンした後、市民病院の新築移転に合わせ5月7日に開所。保健師や看護師、社会福祉士ら10人が交代で土日祝日を含め毎日常駐し、面談や電話(086-242―3135)で対応している。

 5月にPRを強化したこともあり、相談件数はプレ開所の4カ月余りの157件から増加。相談者は本人(108件)と家族(105件)で8割以上を占める。

 内容別では、医療・介護の制度に関することが66件で最多。在宅で介護する家族の負担を軽減するためのサービスや、夜間の訪問診療・看護を受ける方法などを相談するケースが目立つ。次いで、入院や施設入所に関する内容が37件。要介護度が上がった場合にどんな施設に移ったらいいか、病院から退院後に入所できる施設はあるかといった相談が寄せられた。

 「病気などで親の介護が急に必要になったり、要介護度の進行で対応に苦慮したりする際の相談が多い」と同センター。相談者の希望に応じて、自宅に近い事業者や施設を紹介するほか、実際に事業者と連絡を取り、利用可能かどうか確認することもあるという。

 同センターは「介護や医療の制度は複雑だが、利用できるサービスは数多い。困った時は気軽に相談してほしい」としている。

 相談時間は平日と土曜が午前8時半~午後5時15分(土曜は電話のみ)。日祝日と年末年始は電話のみで午前8時半~正午。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月18日 更新)

タグ: 介護福祉医療・話題

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