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江草さんの功績語り合う 川崎医福大で親交ある3氏

江草さんの功績を語り合う(左から)阪本、河、斎藤の3氏

 川崎医療福祉大(倉敷市松島)の初代学長で、3月に亡くなった社会福祉法人旭川荘名誉理事長の江草安彦さんをしのぶ鼎談(ていだん)「江草安彦と医療福祉」(同大主催)が19日、同大で開かれ、親交のあった3氏が江草さんの功績を語り合った。

 医療と福祉の融合に尽力した江草さんについて、神奈川県立保健福祉大の河幹夫教授は「豊富な医学知識や経験、実践力を持ち、一人一人の患者と丁寧に向き合った」と紹介した。

 川崎医療福祉大の斎藤観之助・特任教授は、旭川荘と川崎医療福祉大を創設した故川﨑祐宣さんと江草さんの出会いに触れ、「医師は患者のために生きるという(川﨑さんの)指導に感銘を受け、(江草さんは)旭川荘設立に一身を投じた」と振り返った。

 山陽新聞社会事業団の阪本文雄専務理事は「旭川荘で先進的なケアを行う中で、医療と福祉の一体化の必要性を実感された」と述べた。教職員ら210人が聴いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月20日 更新)

タグ: 福祉

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