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関節リウマチ、市民ら理解深める 岡山で山陽新聞健康講座

関節リウマチへの理解を深めた健康講座

 山陽新聞健康講座「関節リウマチ診療におけるウソ・ホント!?」が20日、岡山市内で開かれ、市民ら約500人が関節リウマチの治療法などを学んだ。

 関節リウマチは、免疫異常で関節炎が起き、関節が変形する病気。同市立市民病院副院長の臼井正明医師、岡山済生会総合病院特任副院長の山村昌弘医師が講演した。

 臼井医師は、発症原因について遺伝的要因に加え、歯周病の進行など環境的要因が関係するとの学説を紹介し、「従来難しかった早期診断も超音波検査などで可能となった」と説明。山村医師は、炎症を起こす物質を攻撃する「生物学的製剤」を注目の薬剤として挙げ「特に早期治療は効果が高く、関節変形を予防できる」とした。

 専門医や薬剤師ら計3人によるパネルディスカッションもあり、患者の生活上の注意点などについて意見交換した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月21日 更新)

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