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子育て応援「ももっこカード」協賛店 総社、早島 順調に増加

ももっこカード協賛のポスターを掲示した総社市内の建具店

 子育て家庭を支援するため岡山県が十月から始める「ももっこカード」の協賛店が総社市、早島町で順調に伸びている。人口比では備中県民局管内で早島町が首位で総社市が二位。両市町とも民間ベースで子育て支援への機運が盛り上がりつつある。

 同カードは妊婦と小学六年生までの子どものいる家庭を対象に交付し、協賛店で買い物をすれば割引などのサービスが受けられる仕組み。一日現在の協賛店数は早島町が二十三店、総社市が六十店。人口一万人あたりの店数は早島町が一九・二店、総社市は八・八店。倉敷市の四店を大きく上回る。

 両市町とも県内では比較的高齢化率が低く子どもの割合が高い地域。それだけに経済団体や事業所の子育て支援への関心が高い。ももっこカードの趣旨に対しても、つくぼ商工会早島支部や総社商工会議所青年部、協同組合リブ(総社市)などが賛同し、会員事業所に働きかけた。

 業種も小売店、建具店、歯科医院、葬祭業、仕出し業など幅広く、提供するサービス内容も料金5%引き(建具店)、会員カード無料作成と一定金額以上の買い物で一割引き(スポーツ店)など業者ごとに工夫。中には働く女性の育休など無料相談(社会保険労務士事務所)といったユニークなものもある。

 つくぼ商工会早島支部は「いい取り組みなので町内の商店も積極的に参加してくれた」と強調。総社商工会議所も「仕事を通して住みやすいまちづくりに取り組むという思いから、前向きな事業所が多い」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年09月15日 更新)

タグ: 福祉子供

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