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岡山市が妊婦の歯科健診無料化 10月から、配偶者らも対象

 岡山市は10月から、市内に住む妊婦の歯科健診を無料化する。配偶者らパートナーも対象に加え、妊娠期間中に1回受けられる。子育て世代に、自分自身や生まれてくる子どもの歯、口の健康について関心を高めてもらう狙い。

 受診票は、親子手帳(母子健康手帳)の交付時に渡し、既に手帳を受け取っていて現在妊娠中の人には送付する。希望者は市内199カ所の「指定歯科医療機関」に予約し、健診に臨む。歯科医が歯石や虫歯、歯肉の炎症の有無をチェックし、歯磨き方法や歯の健康を守るための禁煙、食生活の指導をする。

 妊婦の歯科健診はこれまで個人が任意で受けてきた。市が満30、35、40、45、50歳を対象に実施している歯周疾患検診でも自己負担(920円)が必要だった。

 市保健管理課によると、妊婦の歯科健診無料化は20政令指定都市のうち、岡山市と川崎市が未実施。配偶者らを含めて無料にするのは政令市で初めて。問い合わせは市保健所健康づくり課(086-803―1264)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年09月30日 更新)

タグ: 健康

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