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症例豊富な上肢・手の外科 岡山済生会総合病院

整形外科主任医長
今谷 潤也
香川医科大医学部卒業後、岡山大医学部整形外科学教室入局。香川県立中央病院勤務など経て1994年に岡山済生会総合病院、2008年から現職、岡山大学大学院(整形外科)臨床准教授兼任。

 当病院整形外科の各専門分野の中で、半世紀の伝統を持つ上肢・手の外科分野は年間600件を超える豊富な手術数を誇り、当科全体の半数を占め、岡山県内外から多くの患者さんが訪れています。また2007年には県内で初めて手の外科専門医基幹研修施設に認定され、同専門医を目指す多くの研修医も受け入れています。

 上肢の骨折などの外傷、そして神経が圧迫される手根管(しゅこんかん)症候群や腱鞘炎(けんしょうえん)が進行したばね指に代表される手の外科疾患に対する手術は、誤れば大きな手指の機能障害を引き起こすことから、丁寧で身体にやさしい手術手技が求められます。その意味では、手の外科医は知識と訓練に裏付けられた技術を持つことが必須であると考えています。

 同時にこの手術手技の向上には、上肢・手の外科領域の基礎的研究が欠かせません。当院では、岡山大や東京医科歯科大と共同で解剖学的研究を実施、ナカシマメディカルとは骨接合材料を開発するなど、産学連携事業にも積極的に取り組んでいます。

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※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年10月18日 更新)

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