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専門スタッフが生活支援

副院長
武田 俊彦
岡山大大学院医学研究科(神経精神医学)修了後、神戸西市民病院勤務など経て1993年に慈圭病院に移り、2007年から現職。

 精神科治療を担う当院は、病院の設備だけでなく、そこに勤める全ての職員を含む病院全体が、信頼にたえる一つの大きな治療環境としてはたらいているという考え方で運営しています。薬物療法は早くから大量投薬を抑える単剤化を欧米並みに高めるなどの取り組みを推進。一線の精神科医らでつくる岡山臨床精神薬理研究会の世話役も当院が担っており、精神科医療の底上げにも寄与しています。うつ病や統合失調症の人たちを対象に行動や考え方の癖を修正する認知行動療法や、仏教の行から発展した内観療法といった精神療法はともに20年近い歴史と蓄積があり、さらに認知症診断・治療のスペシャリストも擁しています。

 同じ疾患を抱える患者・家族のグループで学び合い救い合う自助組織は、断酒や統合失調症の分野で実績があり、岡山県内最多の15人の精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)が運営を支援。リハビリテーションでは専用施設に作業療法士18人が運営に当たるなど、充実した専門スタッフが生活支援に取り組んでいます。

 今後は社会的なニーズを踏まえ、精神障害の初期治療や事業所のメンタルヘルスにさらに力を注ぐとともに、県内でも増えてきている地域の外来専門クリニックとの連携を進め、より高度な医療の提供ができる体制を整えたいと思います。

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※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年10月19日 更新)

タグ: 慈圭病院

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