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自覚症状が出にくい頭頸部がん

副院長・耳鼻咽喉科部長
秋定 健
1983年川崎医科大を卒業後、同大耳鼻咽喉科講師、助教授などを経て、2010年から同大耳鼻咽喉科学教授。11年から院長補佐、16年1月から現職。

 頭頸部がんは、首から上のがんの中で脳腫瘍を除いたすべてのものをいいます。鼻、口腔、咽頭、喉頭、甲状腺などがありますが、中でも口腔と中咽頭のがんの原因として、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)が関わっていることが分かっています。

 一般的な血液検査では判明せず、なかなか大きな症状が出てきません。のどや飲み込むときの違和感、首の腫れなどがある場合は早めの受診をおすすめします。

 治療は手術が基本ですが、中咽頭がんは抗がん剤を併用した放射線治療がよく効きます。特にHPVが陽性の人は、この治療がよく効くので、切らずに治る可能性もあります。

 たばこや酒がリスクを高めます。1日に飲酒する日本酒換算の合数×年数が40を超えるとリスクが高くなります。心当たりの人は、気を付けていただきたいと思います。


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※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年07月15日 更新)

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