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「自分らしく生きる」パートナーとして

総看護師長
秋山 裕恵

 当院は乳腺疾患と消化器疾患に特化した急性期病院です。迅速な診断と治療をモットーにしていますが、医療が先走りしないよう患者さんの気持ちを整えながら進めることを心掛けています。

 病院を受診される患者さんは、何か不安を抱えて来院されています。特にがんの告知、再発の告知を受けた方で「頭が真っ白になって説明の内容を覚えていなかった」と言われることがあります。そのような時、看護師は辛い想いに寄り添い大切な一人の人間として尊重すること、また柔軟な感性で必要なサポートを選択することが心と心をつなぎ安心や信頼の基になると考えています。

 今やがんは二人に一人罹患(りかん)する病気になったと報告されています。しかし医療は日々進歩しており治癒できる期待は十分ある時代となりました。私たちは検診での早期発見の大切さを呼びかけ、最善の治療法を学び、看護の真髄を追求し患者さんが「自分らしく生きる」パートナーとして共に歩んでいける医療人でありたいです。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年02月18日 更新)

タグ: おおもと病院

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