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オージー技研 健康機器事業に参入 「医療用」ノウハウ生かし 第1弾 ウオーターベッド

オージー技研が販売を始めたウオーターベッド

 医療機器製造販売のオージー技研(岡山市海吉)は健康用機器事業に参入した。医療・介護市場で培ったノウハウを生かし、新たな売り上げの柱に育てる。第一弾としてウオーターベッドの販売を始めた。

 ウオーターベッドは、長さ二・四メートル、幅〇・八メートル、高さ〇・五メートル、重さ約二百キロ(注水時約四百五十キロ)。天然ゴムとポリエチレン製ゴムの二層構造のシートの下側に、水を噴出しながら動く二基の電動ノズルがあり、首から足元まで刺激を与える。リモコン操作により、水圧は五段階で調節できる。

 商品名は「アクアシエスタ」。価格は四百四十万円。邑久工場(瀬戸内市邑久町)で生産。首都圏などの見本市に出品し、エステティックサロンやスポーツクラブ、温浴施設などに売り込んでいる。売り上げ目標は定めていない。

 同社は、筋肉や神経の痛みを和らげる低周波治療器などの医療用機器を中心に製造。ベッドや車いすのまま入浴できる特殊浴槽は国内約四割のシェアがあり、介護予防用の筋力トレーニング機器も手掛ける。

 健康用機器への参入は、健康志向の高まりに加えて、こうした技術が応用できると判断した。今回のウオーターベッドを含め、「ウエルクレア」のブランド名でシリーズ化する予定。

 オージー技研は「今後はトレーニング機器など、家庭で利用できる健康用機器の商品開発を進めたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年09月28日 更新)

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