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妊婦さん、子育て中のママへ 治療法や日常生活での注意点解説

左側臥位

妊産婦さん 「おしりの相談室」 Q&A

【産前編】

Q:手術はできますか?
A:産後の腫れや痛みの事を考えて「この際ちゃんと治しておきたい」と希望される患者さんは手術可能です。妊娠中でも手術は安全にできますし、胎児に悪影響を及ぼすような薬は使わなくても治療できます。妊娠の時期により対応は異なりますので担当医に相談のうえ決定します。赤ちゃんの安定期に、手術を受ける方が多いです。

Q:妊娠中のおしりの診察方法は?
A:診察時の体位は横向きに寝ていただきます。
「左側臥位」
診察ベッドの周りはカーテンで仕切られており、露出部分はタオルで少なくするなど、プライバシーが守られる配慮をしております。

Q:どんなお薬が使えますか? 飲み薬は使えますか?
A:症状が続いたり、痛みが強いなどやむを得ず薬を使用する場合は、産科医や薬剤師に相談し慎重に使用することをおすすめしています。

Q:早めに治療したほうがいいですか? 出産を待ってからしたほうがいいですか?
A:妊娠・出産時の一時的な発症は、自然に治ることもあります。しかし悪化して、症状を抱えながら出産や育児をするのはつらいものです。妊娠中の治療に不安を持つ方も多いと思いますが、妊娠初期を除けば治療はいつでも可能です。

Q:薬だけで治療できますか?
A:痔になったからといって、必ず手術ということはありません。痛みと腫れの経過を見た上で治療方法を相談します。まずは、軟こうなどを使用して対症療法を行うこともできます。

Q:痔の手術方法は?
A:痔の種類や程度によって麻酔方法(低位腰椎麻酔、局所麻酔など)や外来日帰り手術、短期、長期入院を相談し決定します。手術の体位もシムス体位といって横向きでおしりだけを上向きにした(胎児に強い圧迫がかからないように)配慮を行い、手術時間も数分~20分位で終わります。

Q:手術費用はいくらですか?
A:【3割負担】
外来肛門手術:6,000円~8,000円
入院手術:[4日]60,000円~70,000円 [7日]80,000円~90,000円

【産後編】

Q:産婦人科に入院中です。手術を受けに行けますか?
A:まず、産婦人科の医師に相談して下さい。そして専門医へ紹介してもらって下さい。

Q:授乳中です。赤ちゃんと一緒に入院できますか?
A:全室個室になっていますので一緒に入院していただく事ができます。

Q:授乳は、手術後すぐにできますか?
A:手術前に授乳をしていただきます。麻酔の種類によりますができます。麻酔は直接血液に入らないので胎児や母乳への影響は無いといってよく、また薬は成分や授乳時間を考慮すれば服用できます。

Q:お産の後はどうしたらいいのでしょうか?
A:お産後、お尻が腫れて痛むことがあります。分娩時の腹圧のためと思われます。お気軽に受診して下さい。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年10月26日 更新)

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