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精神、身体、知的障害者の拠点 総合支援センター開所 新見市 縦割り解消へ一元化 自治体直営で県内初めて

10月1日にオープンする障害者地域活動支援センター「ほほえみ広場にいみ」

 障害者自立支援法の本格施行(十月)に伴い、新見市が精神、身体、知的障害者の支援拠点として整備を進めていた障害者地域活動支援センター「ほほえみ広場にいみ」が十月一日、同市高尾にオープンする。三種の障害者の各種支援事業を一元化した施設を市町村が単独で設置したのは県内で初めて。

 同法は、福祉サービス料の原則一割を利用者に求める一方、障害ごとに縦割りだったサービスや利用手続きを、市町村がまとめて扱うよう規定している。同センターには、精神保健福祉士や施設の勤務経験が豊富な相談員五人を配置。介護、施設利用などサービスに関する相談や就労支援などに当たり、障害者をサポートする。

 多目的集会所を解体して建設し、鉄骨二階約六百六十平方メートル。相談室、デイサービスなどに利用できる活動室、マジックミラーで室外からも目配りできる訓練室、調理実習室など備える。精神科の診療所や地元NPO法人の小規模作業所も入居し、障害者福祉の拠点性を高めている。

 運営は市の直営で、利用は原則無料。ボランティア組織、一般市民も活用できる。総事業費約一億七千七百九十万円。

 森晃朗助役は「店舗や銀行、病院が近い市中心部の利便性を生かした施設。三障害の方に積極的に利用してもらうとともに、ボランティア・NPOにも幅広い活用を呼び掛けたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年09月28日 更新)

タグ: 福祉

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