文字 

瀬戸内学園に新デイサービス施設 倉敷、医療ケア充実し11月運用

瀬戸内学園が新設したデイサービス事業所

 障害者支援施設・瀬戸内学園(倉敷市連島町矢柄)は、近隣の所有地に新たなデイサービス事業所を建設した。全館バリアフリーとし、医療ケアを充実させるなど高齢の利用者に配慮。機能訓練や健康管理を助ける地域の憩いの場として、11月から運用を予定している。

 学園南約50メートルの敷地に太陽光発電パネルを配した鉄骨平屋(約390平方メートル)を整備。車いすに座ったまま利用できる風呂やトイレを備え、塗り絵、ビーズのひも通しといった機能訓練を行う作業スペース、カラオケを楽しめる広間を設けた。

 診療室もあり、看護師1人が常駐。医師が2週間に1回、問診に訪れるほか、歯科衛生士による歯の検査やブラッシング指導が受けられる。

 障害者支援区分3以上(50歳以上は同2以上)の人を対象とし、定員は1日20人程度。希望があれば送迎も行う。

 地域の障害者の高齢化を踏まえて整備を決めた。事業所の管理者を務める瀬戸内学園の山田康治支援係長は「障害の重度化や体力の衰えで入浴、排せつなどの介護負担が重くなるケースが増えている。きめ細かな支援を提供していきたい」と話している。

 問い合わせは瀬戸内学園(086―448―1811)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年10月29日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ