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「明日の象徴」にAMDA陰山さん ホンジュラスの妊産婦支援で受賞

記者会見で受賞について語る陰山さん

 中米のホンジュラスで妊産婦支援に取り組むAMDA社会開発機構(岡山市)の陰山亮子さん(35)が、全日本病院協会などが優秀な若い世代を顕彰する「明日の象徴」を受賞した。12日、岡山市内で記者会見し「現地で保健医療の普及に一層力を入れたい」と述べた。

 「明日の象徴」は医療、保健分野などで活躍する35歳以下に贈られる。陰山さんは2012年から同機構職員としてホンジュラスに駐在。妊産婦への保健医療体制の充実に貢献したことが評価された。

 陰山さんは会見で、出産前後に滞在できる「妊婦の家」の開設、地域の薬局を運営するボランティアの育成支援といった取り組みを紹介。「ホンジュラスは人口の約8割が病院から遠く離れた山間部で暮らしている。女性が安心して出産、子育てできる環境づくりが必要だ」と指摘した。

 受賞については「機構が長年取り組んできた積み重ねがあったからこそ。協力団体やボランティアにも感謝したい」と語った。

 陰山さんは10日、東京都内であった授賞式に出席した。25日にはホンジュラスへ戻り、活動を続ける。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年11月12日 更新)

タグ: 女性お産

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