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糖尿病や腎臓病患者向け菓子開発 サンラヴィアンと川崎医科大病院

糖尿病や腎臓病患者向けに開発した洋菓子

 洋菓子製造のサンラヴィアン(岡山県里庄町新庄)は、川崎医科大付属病院(倉敷市松島)と共同で、糖尿病や腎臓病の患者用にカロリーやタンパク質を抑えた洋菓子を開発した。

 糖尿病患者向けは血糖値が上がらないよう、おからこんにゃくを使って1個40キロカロリーに抑えた抹茶味のリングドーナツ(120円)と、砂糖を控えてカロリーを通常商品の8割程度(160キロカロリー)にしたソフトベルギーワッフル(130円)の2種類を用意。

 タンパク質の摂取制限がある腎臓病患者はアップルマフィン(140円)で、小麦粉の代わりにデンプンを使い、自社の一般的なケーキに比べてタンパク質を4割以上少ない1・1グラムにした。「それぞれ食事制限のある人にも安心して味わってもらえる」と同病院栄養部の市川和子部長。

 サンラヴィアンは通院患者のほか、入院食用デザートとしても売り込む予定で、占部守弘社長は「バリエーションを増やして患者を応援したい」と話している。同社のオンラインショップでも扱っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年11月14日 更新)

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