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岡山済生会 新病院が完成 16年1月開院、入院機能集約

完成した岡山済生会総合病院の新病院

新病院で行われた神事

 岡山済生会総合病院の新病院(岡山市北区国体町)が完成し25日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。2016年1月1日に開院し、救急と入院機能を担当。現在の本館(同伊福町)は同月4日から同病院付属外来センターとして外来診療を担う。

 現在地の北東約200メートルに新築した病院は、鉄筋鉄骨コンクリート10階延べ約4万6700平方メートル。553床のベッドを全て移した上、個室を倍増する。救急センターはICU(集中治療室)10床に加え、HCU(高度治療室)16床を新設して重篤な救急患者の受け入れ態勢を強化。手術室も9室から12室に増やした。

 災害に備え、免震構造とし、屋上にはヘリポートを備えている。既存施設の老朽化に伴い、14年2月に着工した。

 式典には関係者ら約70人が出席。病院を運営する県済生会の伊原木一衛会長らが玉串をささげ、工事の完成を祝った。式後は院内の見学会もあった。

 山本和秀院長は「入院環境が格段に向上する。救急やがん治療を中心に、これまで以上に質の高い医療を提供していきたい」と話した。

 現在の西館や立体駐車場などは取り壊し、新駐車場(1~7階)と健診センター(8、9階)を建設する。完成は18年3月の予定。 
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年11月25日 更新)

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