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玉野市民病院で公開フォーラム 市民が頻尿や胆石症の知識深める

赤沢泌尿器科医長による夜間頻尿がテーマの講演

 玉野市民病院主催の公開フォーラムが5日、市総合文化センターで開かれ、市民約150人が同病院医師の講演を通じて、病気や医療についての知識を深めた。

 泌尿器科の赤沢信幸医長は「夜間頻尿について~夜間にトイレに起きて困っていませんか」のテーマで話した。夜間頻用の原因として、ぼうこうにためられる尿量が少ない蓄尿障害▽夜間多尿▽睡眠が浅く、分断されるため覚醒しやすい睡眠障害―の3点を挙げた。蓄尿障害については、男性は前立腺肥大症、女性は過活動ぼうこうの治療が中心になると説明した。

 注意点として、水分を過剰摂取している場合が多いと指摘。睡眠障害には、風呂に毎晩入るなど体を温めることが効果的とした。ただ「生活に支障や苦痛がなければ、尿の回数をそれほど気にする必要はない」と強調した。

 このほか、外科の源寛二医長が「胆石症について~治療しないと困りますよ」、三島康男病院事業管理者が「当院の糖尿病診療」の演題で講演した。

 公開フォーラムは、市民により親しまれる病院として、健康増進・維持に役立つ情報を発信しようと、8月に続き開催。2016年4月に市直営から指定管理者制度への移行が予定される中、「がんばっています 玉野市民病院」と銘打ち、今後も予定している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年12月08日 更新)

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