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手作りXマス用オブジェを販売 旭川荘の福祉事業所「あおば」

利用者が手作りしたクリスマス用のオブジェとえとの置物

 社会福祉法人・旭川荘が運営する多機能型の障害福祉サービス事業所「あおば」(岡山市北区中原)を利用する男女8人が、クリスマス用の木製オブジェを手作りした。温かみのある作風が人気を集める毎年恒例のグッズ。今月中に同市内で開かれる障害者らの作品販売イベントに出品する。

 絵の具でカラフルに彩ったクリスマスツリーやサンタクロース、トナカイの置物などを、長方形の台座(縦8・5センチ、横16・9センチ)に配した。白い毛糸を散らして雪を表現した作品もある。台座が6・5センチ四方のミニサイズも用意した。

 電動のこぎりや紙やすりを使いながら一つ一つ丁寧に仕上げた。毎年ほぼ売り切れるため、例年より1カ月早い8月中旬から作業を始め、例年の2倍に当たる約200個を完成させた。

 やすりがけを担当した女性(47)は「買った人に喜んでもらえるよう心を込めて作った。今年もきれいにできて良かった」と満足そう。

 1個500円~千円で、これまでに岡山県内の小学校や保育園、幼稚園でのイベントで販売した。今後は、16日に旭川荘(岡山市北区祇園)、17日にひらた旭川荘(同平田)で開かれる利用者らの作品展、22日に岡山市役所である障害者と高齢者の手作り作品フェアに出品。来年のえとにちなんで制作中の猿の置物とともに販売する。希望者の個別注文も受け付ける。問い合わせは、あおば(086―275―2074)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年12月11日 更新)

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