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冬の皮膚病 対処法学ぶ 岡山で集い

皮膚病をテーマに講演する大谷主任部長

 皮膚の日(十二日)にちなみ、皮膚病をテーマにした日本臨床皮膚科医会県部会主催の集いが五日、岡山市古京町の岡山衛生会館であり、市民ら約八十人が対処法などを学んだ。

 倉敷中央病院(倉敷市美和)の大谷稔男皮膚科主任部長が「冬に多い皮膚病」と題し講演。女性や高齢者らが冬場に発症しがちな皮脂欠乏症や手荒れなどの乾燥性疾患について、「患部のこすり過ぎや長時間の熱い湯への入浴、過度の暖房使用は禁物。かゆみ止めや保湿用塗り薬が最も効果的」と説明した。

 また初期の皮膚がんを水虫や手荒れと誤解するケースが多いことに触れ、「安易に考えて放置せず、早めに専門医に相談して」と呼び掛けた。

 皮膚の日は、同医会が「いいひふ」との語呂合わせで制定。同県部会は一九九〇年から毎年、記念行事を開き、今年で十七回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年11月06日 更新)

タグ: 健康皮膚

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