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病院・介護食で「地産地消」認定 笠岡中央病院など4施設

連島レンコンのハンバーグやアタゴナシといった県産食材をふんだんに使った「地産地消御膳」

地産地消御膳を食べるデイサービスくじばの利用者

 医療法人・緑十字会(笠岡市笠岡)と社会福祉法人・緑風会(同所)が運営する笠岡中央病院など4施設が、岡山県のおかやま地産地消協力店に飲食店、小売店以外で初めて認定された。月に1度、県産食材を使った「地産地消御膳」を病院、介護食で提供している。

 同協力店は、県産食材の消費拡大を図るため、県が地元食材を扱う飲食店やスーパーなどを認定している。現在、約320軒が登録されている。

 緑十字会と緑風会の病院、介護施設では2013年から、ママカリの酢漬けや黄ニラのラーメンなどを毎月15日ごろに出している。2015年からは、全施設共通のメニューとなり、各施設の管理栄養士が交代で献立を考案。食事にお品書きを添え、入院患者らに周知している。

 協力施設として登録されたのは15年秋。同12月中旬には連島レンコンのハンバーグ、白菜サラダ、アタゴナシといった県産食材を使った昼食計約300食を提供した。登録施設以外の関連施設でも出されており、「デイサービスくじば」の女性利用者(88)=笠岡市=は「地元の食材が食べられるいい機会。味付けも工夫されておいしい」と頬張っていた。

 笠岡中央病院の管理栄養士粟村三枝さんは「旬の食材を使い、患者さんに喜ばれるメニューを心掛けたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年01月07日 更新)

タグ: 介護

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