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光生病院 病棟に写真展常設 治療への効果期待 

光生病院に常設された岡山ハッセルブラッドフォトクラブの作品展

 岡山市厚生町の光生病院に今月から、写真愛好者グループ・岡山ハッセルブラッドフォトクラブ(西崎久員会長)の作品展が常設されている。近年広まる「ホスピタルアート」の試み。病院の空間を芸術作品で彩ることで、患者や家族を和ませるだけでなく、治療への効果も期待している。

 「癒しの写真展」と題し、2カ所の病棟談話室に計12点を展示。陽光が注ぐ沖縄・八重山諸島の海辺を写した同市福富西、桑田雅明さん(69)の「きれいだね」や、ススキが風に揺れる岡山県新庄村の草原をとらえた西崎会長(78)=同市原尾島=の「里山の装い」など、季節感豊かな明るい作品が並んでいる。西崎会長は「季節ごとに作品を交換する予定。患者を癒やす作品を展示したい」と話している。

 同病院は3年前から病棟の廊下などに多くの写真や絵画を展示。伊藤俊雄院長が知人の同クラブ会員を通じ写真展を依頼した。伊藤院長は「患者には『気持ちが落ち着く』などと喜ばれ、治療にも良い影響がありそう。病棟をギャラリーのようにしたい」と期待している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年11月25日 更新)

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