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総社82世帯に健康推進奨励金 市が独自制度、特定健診をPR

片岡市長から健康推進奨励金を受け取る市民(右)

 総社市は13日、医者にかからなかった市内の国民健康保険(国保)加入世帯に健康推進奨励金として1万円をキャッシュバックする独自の制度に基づき、市役所で2014年度の対象世帯に支給した。

 1年間に国保の保険診療を受けず、40歳以上の人がいる場合に特定健康診査(メタボ健診)を受け、国保税を完納している世帯が対象。14年度は82世帯が要件を満たした。

 市役所での支給式には約10世帯が出席し、片岡聡一市長から現金1万円を手渡された。受け取った総社市の団体職員の男性(58)は「また来年もらえるように健康に気をつけたい」と話していた。

 独自制度は2013年9月、スタート。市民に特定健診を受けるように促し、病気の早期発見や治療によって生活習慣病の重症化を防ぐことが狙い。医療費抑制にもつなげる。

 市内で国保加入世帯の特定健診受診率は14年度27・9%で、13年度27・2%から微増。市健康医療課は「健康状態を全くチェックしていない市民を減らしたい」と受診を呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年01月13日 更新)

タグ: 健康

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