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岡山市の貸し出し介護機器PR 健康フェア開幕、21点展示

展示されている介護機器の使用方法などを熱心に聞く入場者

 国の総合特区の認定を受け、岡山市が介護保険適用と同じ利用者1割負担で貸し出している介護機器をPRする「おかやま健康・介護フェア」が21日、北区駅元町の岡山コンベンションセンターで始まった。22日まで。

 片手で操作できる歩行器や対話型ロボットなど現行の6点と、排せつ物を自動で専用の袋に閉じ込めるトイレ、服薬時間を音声で知らせる機器など4月に追加予定の候補15点の計21点を展示。福祉関係者やお年寄りらが訪れ、業者に使用方法などを熱心に聞いた。

 岡山県栄養士会はペースト状のすき焼きやカレー、シチューなど市販の介護食の展示コーナーを開設。試食もできる。

 夫を介護している女性(71)は「介護する人、される人の負担を減らす便利な機器が多かった」と話したが、あるケアマネジャーは「一部の機器は設定など操作が難しく、高齢者が使いこなせるか疑問」と指摘した。

 開催は午前10時~午後5時。入場無料。

 介護機器貸し出しは2014年1月から実施。新たな機器は数点の予定で、業者のヒアリングなどを経て2月中旬に決定する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年01月21日 更新)

タグ: 介護高齢者

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