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「妊活カフェ」で悩み相談して 岡山の千原さんが月1開催

千原さん(左から3人目)が企画し開いている妊活カフェ=19日、岡山市

 妊活や不妊治療をする女性の悩みを聞いたり情報交換したりする「妊活カフェ」に、岡山市北区の女性が取り組んでいる。自身も不妊治療の経験がある千原亜希さん(40)。「妊活は悩みや不安が多く、ストレスもたまりやすい。心のよりどころになれば」と話している。

 妊活とは、妊娠するために知識を身に付けたり、自身のライフスタイルを見直したりすること。

 現在2児の母の千原さんは、結婚後なかなか妊娠に至らず、人工授精や体外受精を経験した。妊活中の女性から相談を受けることが多く、「私の経験が役立てるのであれば」と、昨年11月に「妊活カフェ」をスタートさせ、月1回ペースで開いている。

 19日に岡山市のカフェのレンタルスペースで開かれた回には、20、30代の女性5人が参加。病院に関する情報交換をしたり、「子どもができなかった場合、いつあきらめればいいのか分からない」といった悩みを打ち明けたりした。病院選びについて千原さんは「相性もあるので、複数の病院に行ったほうがいい」とアドバイス。妊娠しやすい体作りのため、冷え性の改善法や月経コントロールを学ぶ講話もあった。

 「夫や病院のスタッフさんにしか悩みを打ち明けられず、つらかった」と、不妊治療当時の心境を振り返る千原さん。「同じ立場の人と話をするだけで心が落ち着くと思う。『1人じゃない』という気持ちになってもらいたい」と話す。今後は男性向けのイベントも考えたいという。

 次回は2月23日午後1時~3時半に、よもぎ蒸しサロンShana倉敷店(倉敷市本町)で開く。体を温めるよもぎ蒸し体験もある。参加費は5千円(よもぎ蒸し体験をしない場合は2千円)。

 妊活のヒントになるセミナーも企画しており、2月1日(岡山市)、4日(倉敷市)は、ホルモンバランスを整えるアロマテラピーの活用法などを学ぶ。詳細は千原さんのブログ「Martine Aroma」に掲載している。

 申し込み、問い合わせは千原さんのメール(martine_aroma@yahoo.co.jp)へ。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年01月27日 更新)

タグ: 女性お産

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