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子どものネット依存テーマに講座 岡山で医師や記者ら事例紹介

子どものネット依存について学んだ公開講座

 インターネット依存をテーマにした公開講座が29日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで開かれ、教員や医療関係者ら約180人が子どものネット依存の現状や対策について理解を深めた。

 日本社会精神医学会の一環。青少年のネット利用に詳しい兵庫県立大の竹内和雄准教授、ネット依存治療に取り組む岡山県精神科医療センターの角南隆史医師、子どもとネットに関する連載を担当した山陽新聞社の井上光悦記者が登壇した。

 竹内准教授は「ネット依存の子どもは現実から逃げたいと思っている。ネットを奪うとどうなるかを考えないといけない」、角南医師は「依存からの回復は禁止する“断ネット”より、節度をもって使う“節ネット”を目標にすべき」と指摘。井上記者は取材事例を紹介し「ネット機器を使った子守が広がり、長時間利用は乳幼児にまで及んでいる」などと報告した。

 岡山県内の中学生有志が2014年度、スマートフォン・携帯電話の適切な使い方を話し合った「OKAYAMAスマホサミット」(山陽新聞社主催)の紹介もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年01月29日 更新)

タグ: 子供精神疾患

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