文字 

小中高生選手の肘をチェック 倉敷で投球フォームを考える会

肘のエコー(超音波)検査を受ける子どもたち

 スポーツ医やトレーナーらでつくる任意団体「岡山ベースボールメディカルサポート」と社会人野球の三菱自動車倉敷オーシャンズは30日、倉敷市水島海岸通の三菱自動車水島製作所内で「投球フォームを考える会」を開き、選手の肘のチェックなどを行った。

 小中学生や高校生約170人が参加。トレーナーらから、故障防止のための肩や肘のストレッチ、ゴロの捕球技術向上に向けた股関節の柔軟性アップ法、パワーアップにつながる体幹トレーニングなどを学んだ。

 エコー(超音波)検査では、重症化すれば選手生命に関わる肘の「離断性骨軟骨炎」を医師がじっくりと診断。初期段階の症状が見つかる選手もいた。検査の結果、異常のなかった光南高野球部1年の石井秀太捕手(16)は「安心してプレーに専念できる。けがをしない体づくりにも努めたい」と話していた。

 このほか、オーシャンズ選手が技術の相談を受けるコーナーや、専門家による肘の障害の特徴や理想的な投げ方などを紹介する指導者向けの講演会もあった。

 「考える会」は、野球やソフトボールに取り組む子どもの故障防止などを狙いに毎年、この時期に行っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年01月30日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ