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備中10市町が健康支援冊子作成 トレーニング施設や健診情報紹介

備中地域10市町が作った「健康づくりサポートブック」

 備中地域10市町は、定年退職した人やこれから迎える世代向けのガイド冊子「健康づくりサポートブック」を作成した。各自治体の保健師らが意見やアイデアを出し合い、エリア内のトレーニング施設やスポーツ大会、健診情報などを紹介。心身ともに健やかなセカンドライフをサポートする。

 10市町(倉敷、総社、高梁、新見、浅口、笠岡、井原市、早島、矢掛、里庄町)で取り組む連携中枢都市圏構想「高梁川流域連携」の事業の一環として初めて企画。健康寿命を延ばすことがエリアの共通課題と捉え、中高年のヘルスケアに重点を置いた内容にした。

 10市町の共通版(14ページ)と、自治体ごとの個別パンフレットの2本立て。共通版は、エリア内の住民ならだれでも利用できる公営のトレーニング施設、マラソンやウオーキング大会といったイベント、体操教室などを紹介している。

 個別のパンフレットには、生活習慣病予防の特定健診や各種がん検診など、各自治体で実施する健診・検診について、対象者や受診方法を詳細に掲載。市民を対象にした健康づくりの講座・教室も案内している。

 作成に携わった倉敷市保健所健康づくり課の小寺京子主任は「現役時代は勤務先の事業所が支えてくれていた健康管理を、退職後はどうすればいいか不安に感じている人は多いはず。しっかり活用してほしい」としている。

 共通版は8千部、個別パンフレットは自治体ごとに必要数を印刷。各自治体が対象世帯や事業所などに配布する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年02月15日 更新)

タグ: 健康

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