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岡山大の最先端医療技術を紹介 試作品やパネルで企業にPR

手術支援ロボット(左)などが並ぶ会場

 岡山大の最先端の医療技術や研究テーマを紹介する「メディカル・イノベーション2016」(岡山大主催)が16日、岡山市北区鹿田町の同大鹿田キャンパスで始まり、関係企業に共同開発などを呼び掛けた。17日まで。

 岡山大が開発中の医療機器・医薬品計15件を、試作品やパネルで紹介。放射線を用いる手術を遠隔操作で行い医師の被ばくを防ぐ手術支援ロボット、マラリアの新治療薬、胃がんの主原因とされるピロリ菌の高度な感染診断技術などが披露され、医療分野への参入を目指す企業関係者らが見学に訪れた。

 この日は、岡山大病院の那須保友副病院長、医薬品医療機器総合機構(東京)の石井健介医療機器審査第三部長ら5人による、医工連携をテーマにしたパネル討論もあった。

 17日はテルモ(東京)、島津製作所(京都市)を含む医療機器大手4社が研究活動などを報告。また、岡山大教授らが医療現場で求められている機器について説明し、企業関係者らに協力を求める。

 メディカル・イノベーションは医療産業の育成を狙いに2014年から開かれ、今回が3回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年02月16日 更新)

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